Node.js 6.0 リリースを機にLTSについて整理してみた

2016/05/03

04/26にNode.js 6.0がリリースされました。

いい機会なのでNode.jsのバージョンの考え方を改めて調べてみました。ネタ元はGitHub - nodejs/LTS: Node.js Foundation Long-term Support Working Groupです。一番下の図を見ると直感的に分かります。

Node.jsの正式リリース版にはCURRENT、ACTIVE LTS、MAINTENANCEの3つのステータスが存在します。それぞれ、CURRENT=最新版、ACTIVE LTS=長期サポート対象期間、MAINTENANCE=最低限のサポート期間という感じでしょうか。

LTSはLong-term Supportの略で、長期の保守運用が約束されたバージョンです。長期に渡って安定したバージョンが欲しいときはLTSを使ってね、ということですね。逆に言うとCURRENTは安定性を約束しないことで機能追加をしやすくしているわけです。

ステータスはメジャーバージョンで決まるので、v4.x.x系がLTS対象です。最新はv4.4.3ですが、LTSであってもマイナーバージョンは上がることがあります。バグフィックスとか必要ですしね。

v4.x.x系のLTSは2017年までで、その後は2018年までMAINTENANCEとしてサポートされます。

今回リリースされたv6.0.0はまだLTSじゃないですが、v6.x.x系がLTSになる予定です。「候補」という位置付けでしょうか。2016/10/01から2018/04/01がLTS期間、2019/04/01までMAINTENANCEサポート予定となっています。

Node.jsはまだまだアグレッシブに機能追加されているので、安定版と開発版を明確にすることで、利用者が安定性と革新性をチョイスできるようにする、ということなんですね。




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