一歩及ばずな10月のプロ野球

2018/10/26

ベイスターズ目線の月1プロ野球振り返り。

残念ながら3年連続のCSならず。プランB発動後は上り調子でしたが、10月上旬の3連敗が痛かった。ランナーを出せども出せどもホームが遠い。打線が完全におかしくなってましたね。歯がゆくて仕方ない3試合でした。

今シーズンは始まる前から投打ともに層が薄いのが明白で、オフの補強も層を厚くしたいという意図が見えました。結果、投手は東、打者はソトがチームの柱となる活躍を見せてくれましたし、大和、神里、バリオスといったあたりも戦力として機能しました。補強は目論見通りだったと言えます。

ただ、既存戦力が期待通りとはいきませんでした。特に先発陣が低迷。今永、ウィーランド、石田の3人で11勝27敗。これはさすがに想定外でしたし、代役が足りないため彼らを使わざるを得ないのも痛かった。

打線も主軸以外の数字が振るわず。元々指標上は投手力優位のチームですが、今年もそれは変わりませんでした。クリーンナップのホームランだけで勝ち抜けるほど甘くはありませんね。

結果的には投打ともに層の薄さが解消しなかった、ということになります。チームがもう一段上に行くには乗り越えなければならない課題なんでしょう。

さて、CSを逃したことで目線はすでに来期に。補強の第一歩であるドラフトは上位で即戦力候補を獲得して層を厚くし、下位で育成対象を獲るというここ数年の流れに則ったドラフトになりました。筒香、ロペス、宮崎、ソトといった主軸が揃っているうちになんとしても上位を窺う、というのが今のスタンスなのかな、という印象。もしかしたら今年もFA補強があるかもしれません。

そしてもうひとつ。DeNAになってからの基盤を作ってきた高田GMが退任しました。ラミレス監督は続投するので来シーズンの戦い方は大きく変わらないと思いますが、中長期的なチーム作りは方向転換があるかもしれません。個人的にはいまの路線が上手くいっているように感じるので続けてほしいですけど。

来期は高田GMの、そしてラミレス監督の集大成とも言えるシーズンになりそうです。今までの路線が正しかったのかどうかを占う一年になるんじゃないでしょうか。ぜひ結果を残して路線の正しさを証明してもらいたいな、と思っております。

勝率得点失点本塁打盗塁打率防御率
1広島82592.582-72165117595.2624.12
2ヤクルト75662.5327.065866513568.2664.13
3巨人67715.4866.562557515261.2573.79
4DeNA67742.4751.557264218171.2504.18
5中日63782.4474.05986549761.2654.36
6阪神62792.4401.05776288577.2534.03



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