Thinkpad X1 Carbon 4th (2016) のバッテリーを交換してみた

2022/01/16

発端

メインマシンであるThinkpad X1 Carbon 4th (2016) のバッテリーが完全に摩耗してしまって充電できなくなりました。 バッテリー残容量を確認すると「0%が利用可能です」となっています。

Lenovo Vantageの「バッテリーの詳細」から抜粋。

製造日 01/09/2016
初回使用日 06/05/2016
サイクル・カウント 1029
設計容量 52.26 Wh
完全充電時の容量 8.88 Wh

念のため powercfg /batteryreport でも設計容量と現在容量を確認してみます。

DESIGN CAPACITY 52,260 mWh
FULL CHARGE CAPACITY 8,880 mWh

サイクルカウントが1000回超えてますし、完全にバッテリーの寿命です。5年以上ほぼ毎日使いましたからねー。よく頑張りました。

5年も使ってるんだし、そろそろPC買い替えてもいいのでは?という考えも頭をよぎったんですが、どうせなら第12世代Coreプロセッサを採用している2022年モデル (10th) を買いたい。

ということで、延命するするべくバッテリーを交換することにしました。

選択肢を検討

一番堅実なのはLenovoの修理サービスを使う案です。

内蔵バッテリーの充電機能低下による、新しい内蔵バッテリーとの引取り交換作業一式をパッケージ料金でご提供します。

値段は25,080円。バッテリーの実費と往復の送料、作業代金をひっくるめてなのでまあこんなもんですかね。ただ、今回は金額よりも期間がネック。短く見積もっても1週間くらいはかかりそうなんで、その間メインマシンがないのはキツい。

期間の壁をクリアすべくスピード重視の選択肢で見つけたのは秋葉原にあるThinkFactoryのバッテリー交換メニュー。予約必須ですが作業時間は1時間。自宅から秋葉原への移動時間を考えても半日くらいで済みます。が、こちらはお値段41,800円と結構お高め。近い将来にリプレイスするかもしれないマシンの延命と考えるとさすがに高い。

こうなると自分で交換するしかない感じです。Thinkpadは分解しやすい作りなので、バッテリーさえ手配できればなんとかなります。あとはバッテリー探し。バッテリーという部品の特性上、出来れば純正を手配したいところです。

いろいろ探してみたところ、ミスターサプライ で純正を謳うバッテリーを見つけました。もうちょっと安い値段で互換バッテリーも売っていたので信頼度高いんじゃないかと推測してこれをチョイス。

お値段は11,370円でした。互換品ならもっと安いものがいくらでも見つかりますが、安心料だと思えば十分に許容範囲。

バッテリー交換

Thinkpadは昔から保守マニュアルが充実してますし、最近は公式の動画まで公開されているので作業手順は心配ありません。

下部カバー、左右のスピーカー、バッテリーと部品を4つ外すだけで、動画を見ながら慎重に作業しても30分かかりませんでした。躓くところも特にナシ。

さて、交換がおわったので前後比較です。Lenovo Vantageの「バッテリーの詳細」から抜粋。

製造日 09/19/2020
初回使用日 01/15/2022
設計容量 52.06 Wh
完全充電時の容量 53 Wh

powercfg /batteryreport の結果も確認。

DESIGN CAPACITY 52,060 mWh
FULL CHARGE CAPACITY 53,000 mWh

サイクルカウントが取れないなあ。ちょっと気になりますが、バッテリー利用できてますし充電も機能しています。まあ大丈夫でしょう。

最後にバッテリーの設定を見直し。バッテリーの寿命を延ばすためにバッテリー充電のしきい値を「充電開始:75%、充電停止:80%」にしてみました。最近の使い方だと原則ACアダプタ接続メインなのでバッテリーをフル活用する必要ないんですよね。

無事バッテリーが復活したので、もうしばらくメインマシンとして頑張ってもらおうと思います。




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