無線LANルーターをWX5400HPに買い替えたら通信速度が上がった話

2022/08/07

自宅のネットワークは一応光回線なんですが、VDSLなので最速でも100Mbpsです。もっと速くしたい思いはありつつも、家の構造上、新しく回線を引くのはハードルが高くて諦めてました。

ところが、無線LANルーターを新調したら以前より高速になるという嬉しい誤算が。一例として顛末をまとめておきます。

きっかけ

いにしえのADSLから(VDSLとは言え)光回線に替えて「早くなった」と喜んでいたのですが、2018年に入ってADSLかよ!というくらいスピードが出ない事態に直面。

何かできないかと模索して

  • PPPoE形式からIPoE (IPv4 over IPv6) 形式に変更
  • 無線LANルーターをめちゃくちゃ古いものから Aterm WG1200HP2 に置き換え

という手を打ちました。これで20~50Mbpsくらいは出るように。VDSLだからこんなものと思ってたし、ネットゲームのように回線がシビアな用途もなかったんで満足して使っていました。日中は会社で仕事してましたしね。

ところが、

  • リモートワーク前提になってWeb会議やらなにやらでネットワークが安定しないとキツい
  • 家の中にWi-Fiを使う機器がめっちゃ増えた
  • 家族が Amazon Prime で動画観るようになった

と、宅内ネットワークを酷使する環境になってきました。通信速度もさることながら、仕事中にネットワークが瞬断したり、スマホがWi-Fiを見失ったりと安定感に難が。

今回やったこと

VDSLなので大元の回線はどうにもなりません。となるとできるのは無線LANルーターの置き換えくらい。なので無線LANルーターをAterm WG1200HP2 から Aterm WX5400HP に置き換えてみました。

※ Amazon だと型番が AM-AX5400HP になるんですが、中身は同等品です

WG1200HP2 に特に不満はなかったので、設定とかの慣れを重視して今回も Aterm をチョイス。とにかく収容台数を重視したかったのでミドルレンジ以上が選択肢。かつ設置場所にあまり余裕がないのでコンパクトなもの、ということで WX5400HP を選びました。詳細はぶっちゃけよくわからないのでカタログスペック重視です。

結果

一番の違いは通信速度です。70~90Mbpsくらい出るようになりました。これは完全に想定外。VDSLがボトルネックだとばかり思っていたのですが、実はWi-Fi側がボトルネックだったとは……

もうひとつ、5GHz帯が実用に耐えるようになりました。以前は5GHz帯だとつながるけど電波が弱くて安定しなかったため常用できず、2.4GHz帯で運用してました。

WX5400HP に替えたら 5GHz帯でも電波がちゃんと届くように。これなら常用できる!ということでメインを5GHz帯に移行しています。

肝心の安定性に関してもいまのところ問題なし。よかったよかった。

WG1200HP2 と比べて筐体サイズがだいぶ大きくなったのと、設置場所の都合で風通しが悪いので発熱が気になるのがマイナスポイントですが、まあどちらもなんとかなるでしょう。

学び

カタログスペック上は WG1200HP2 でもVDSLのポテンシャルを活かせるはずなんですが、自宅環境だと実際にはそうじゃなかった、ってことですね。VDSLと有線でつないで速度測定するとかの実験をしていれば、もうちょっと早く気づけたかなー。

とは言え、2万円弱の投資で快適なネットワーク環境が手に入ってとても満足しております。




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