Amazon Correttoの衝撃
Javaのリリースモデル変更はSI案件への影響が大きく、このblogでも
という記事を書いてきました。
結局決め手ないよなあ...という状況だったんですが、ここにきてAmazonが剛速球を投げ込んできました。Amazon Web Services(AWS)によるOpenJDKのディストリビューションAmazon Correttoです。
特長は
- Production-ready
- Amazonが内部で使っているJavaを公開用に整備したもの
- Amazonが使っている=十分な実績がある、と言えそう
- AWSによるLTS提供
- AWSがセキュリティアップデートやバグフィックスを無償提供してくれる
- Corretto 8は2023年6月、Corretto 11は2024年8月までサポート予定
- 無償利用可能
- LTSも無償
- マルチプラットフォーム
- Windows、macOS、Linux (Ubuntu, Red Hat Enterprise Linux) に対応予定
- Docker imageもある
といったところ。どれも魅力的です。ベンダーサポートはいらないけどバグフィックスやセキュリティアップデートは欲しい、という用途にピッタリですね。
そして世の中にある大半のJava案件はそんな感じだと思うので、Correttoが一気に主流になる可能性が出てきました。Amazonがバックにいるという安心感もSIだと地味に大きいなー。
他のベンダーが対抗策を打ち出してくるかもしれませんが、現状ではOracle JDKとCorrettoの2強という構図になる予感がします。
参考URL
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