Amazon Correttoの衝撃

2018/11/15

Javaのリリースモデル変更はSI案件への影響が大きく、このblogでも

という記事を書いてきました。

結局決め手ないよなあ...という状況だったんですが、ここにきてAmazonが剛速球を投げ込んできました。Amazon Web Services(AWS)によるOpenJDKのディストリビューションAmazon Correttoです。

特長は

  • Production-ready
    • Amazonが内部で使っているJavaを公開用に整備したもの
    • Amazonが使っている=十分な実績がある、と言えそう
  • AWSによるLTS提供
    • AWSがセキュリティアップデートやバグフィックスを無償提供してくれる
    • Corretto 8は2023年6月、Corretto 11は2024年8月までサポート予定
  • 無償利用可能
    • LTSも無償
  • マルチプラットフォーム
    • Windows、macOS、Linux (Ubuntu, Red Hat Enterprise Linux) に対応予定
    • Docker imageもある

といったところ。どれも魅力的です。ベンダーサポートはいらないけどバグフィックスやセキュリティアップデートは欲しい、という用途にピッタリですね。

そして世の中にある大半のJava案件はそんな感じだと思うので、Correttoが一気に主流になる可能性が出てきました。Amazonがバックにいるという安心感もSIだと地味に大きいなー。

他のベンダーが対抗策を打ち出してくるかもしれませんが、現状ではOracle JDKとCorrettoの2強という構図になる予感がします。

参考URL




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