Flutter Roadmap 2020

2020/01/08

Roadmap · flutter/flutter Wiki · GitHub』に2020年のFlutter開発ロードマップが掲載されました。

重点領域として掲げられているのはWeb及びmacOSへの対応と品質向上の2点です。

Web及びmacOSへの対応

現時点でのFlutterのWeb対応はβレベルという位置づけです。これをAndroidやiOSと同等レベルにすることが謳われています。併せてmacOSへの対応も強化するとのこと。

Web browser、macOS、Android、Fuchsia、iOS「以外」のプラットフォームには注力しないことも明記されています。Windows対応は置いていかれました… デスクトップ向けのCupertino widget libraryも注力しないとのこと。

品質向上

品質向上セクションではいくつかの重点項目が挙げられています。

ひとつはCupertino libraryとiOS対応。 fidelity とあるので、よりiOSネイティブに近い見た目や挙動を目指す、ということのようです。

support for the long tail of Android devices はちょっと意味が読み取れなかったです。 単に多様なAndroid端末で問題なく動くようにしていく、という意味なのか、TabletやAndroid Auto、Android TVなんかの非スマホプラットフォームを指しているのか。

実現予定の機能としては Router のリファクタリング、状態保存と復元の仕組み、国際化ワークフローの改善が挙げられています。いまの国際化ワークフローは正直イマイチなので改善されると嬉しいですね。

所感

AndroidとiOSは粛々と機能強化が続くはず。Web対応がどこまで進むかがひとつのポイントですかね。ここの実用度があがるとFlutterを投入できる案件の幅が広がりそう。Webだけしかない案件をFlutterで、というのもアリだと思いますし。

個人的にはWindows対応に期待してたので先送りは残念ですが、変に期待を持たせるよりは「やらないよ」と明言してくれるほうが親切ですね。




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