AdMobのテスト広告を有効にする方法

2021/05/30

自作アプリのAdMob広告がテスト広告になっていて「どこで設定したんだっけ?」が思い出せなかったので、確認がてらAdMobのテスト広告仕様を復習してみました。

前提として、AdMobでは自分のアプリに表示した広告をクリックするのはご法度。広告配信停止やアカウントBANを喰らう可能性がある非常にマズい行為です。

なので、間違ってクリックしないようにテスト広告を使うのがセオリー。

テスト広告を有効にしています  |  Android  |  Google Developers』によると、テスト広告の表示方法は3通りあります。

  • サンプル広告ユニットを使う
  • AdMobの管理画面でテストデバイスを登録する
  • プログラムでテストデバイスを登録する

それぞれ確認してみましょう。

サンプル広告ユニットを使う

Googleがテスト用に払い出している広告ユニットIDを使うやり方です。

https://developers.google.com/admob/android/test-ads?hl=ja#demo_ad_units から引用。

広告フォーマットサンプル広告ユニット ID
アプリ起動ca-app-pub-3940256099942544/3419835294
バナーca-app-pub-3940256099942544/6300978111
インタースティシャルca-app-pub-3940256099942544/1033173712
インタースティシャル動画ca-app-pub-3940256099942544/8691691433
リワードca-app-pub-3940256099942544/5224354917
リワード インタースティシャルca-app-pub-3940256099942544/5354046379
ネイティブ アドバンスca-app-pub-3940256099942544/2247696110
ネイティブ アドバンス動画ca-app-pub-3940256099942544/1044960115

開発中はこれを使うのが無難ですね。ProductFlavor で切り替えるようにするのがいいんじゃないでしょうか。

このIDはAdMobで広告枠を登録しなくても使えるので、AdMobの実装を試したい、という場合にも使えます。

AdMobの管理画面でテストデバイスを登録する

昔はできなかった気がするんですが、いつの間にか用意されたやり方。

AdMobの管理画面にログインしたらサイドバーの [設定] ⇒ [テストデバイス] と辿ります。ここにAndroid端末は広告ID、iOS端末はIDFAを登録します。後述のデバイスIDじゃないことに注意。

Androidの広告IDは端末の [設定] を起動し、 [Google] ⇒ [広告] と辿ると確認できます。iOSの IDFA はOS標準だと表示できないので、自前でコードを書くか表示用のアプリを探してくるかする必要があります。

アプリに手を入れなくてもデバイス登録/変更できるのがメリット。即時反映ではなくタイムラグがあることに注意です。

プログラムでテストデバイスを登録する

こちらは昔からあるやり方ですね。

  1. 広告付きのアプリを実行する
  2. logcatにデバイスIDが出力されるので控えておく
  3. RequestConfiguration.Builder.setTestDeviceIds() でデバイスIDを登録する

という手順になります。 即座に反映できますが、登録/変更のたびにアプリをビルドし直す必要があるのが難点。logcatでデバイスID確認するのもちょっと面倒です。

今回のケース

確認したら今回のケースは「サンプル広告ユニット」と「AdMobの管理画面で登録」の2つを適用していました。この2つを併用するのが一番無難っぽいので、このままで問題ないですね。

昔作ったアプリには「プログラムでのテストデバイス登録」が残っている気がするので、どこかのタイミングでメンテナンスしておこうかな。




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