AdMobのテスト広告を有効にする方法

自作アプリのAdMob広告がテスト広告になっていて「どこで設定したんだっけ?」が思い出せなかったので、確認がてらAdMobのテスト広告仕様を復習してみました。
前提として、AdMobでは自分のアプリに表示した広告をクリックするのはご法度。広告配信停止やアカウントBANを喰らう可能性がある非常にマズい行為です。
なので、間違ってクリックしないようにテスト広告を使うのがセオリー。
『テスト広告を有効にしています | Android | Google Developers』によると、テスト広告の表示方法は3通りあります。
- サンプル広告ユニットを使う
- AdMobの管理画面でテストデバイスを登録する
- プログラムでテストデバイスを登録する
それぞれ確認してみましょう。
サンプル広告ユニットを使う
Googleがテスト用に払い出している広告ユニットIDを使うやり方です。
https://developers.google.com/admob/android/test-ads?hl=ja#demo_ad_units から引用。
広告フォーマット | サンプル広告ユニット ID |
---|---|
アプリ起動 | ca-app-pub-3940256099942544/3419835294 |
バナー | ca-app-pub-3940256099942544/6300978111 |
インタースティシャル | ca-app-pub-3940256099942544/1033173712 |
インタースティシャル動画 | ca-app-pub-3940256099942544/8691691433 |
リワード | ca-app-pub-3940256099942544/5224354917 |
リワード インタースティシャル | ca-app-pub-3940256099942544/5354046379 |
ネイティブ アドバンス | ca-app-pub-3940256099942544/2247696110 |
ネイティブ アドバンス動画 | ca-app-pub-3940256099942544/1044960115 |
開発中はこれを使うのが無難ですね。ProductFlavor で切り替えるようにするのがいいんじゃないでしょうか。
このIDはAdMobで広告枠を登録しなくても使えるので、AdMobの実装を試したい、という場合にも使えます。
AdMobの管理画面でテストデバイスを登録する
昔はできなかった気がするんですが、いつの間にか用意されたやり方。
AdMobの管理画面にログインしたらサイドバーの [設定] ⇒ [テストデバイス] と辿ります。ここにAndroid端末は広告ID、iOS端末はIDFAを登録します。後述のデバイスIDじゃないことに注意。
Androidの広告IDは端末の [設定] を起動し、 [Google] ⇒ [広告] と辿ると確認できます。iOSの IDFA はOS標準だと表示できないので、自前でコードを書くか表示用のアプリを探してくるかする必要があります。
アプリに手を入れなくてもデバイス登録/変更できるのがメリット。即時反映ではなくタイムラグがあることに注意です。
プログラムでテストデバイスを登録する
こちらは昔からあるやり方ですね。
- 広告付きのアプリを実行する
- logcatにデバイスIDが出力されるので控えておく
RequestConfiguration.Builder.setTestDeviceIds()
でデバイスIDを登録する
という手順になります。 即座に反映できますが、登録/変更のたびにアプリをビルドし直す必要があるのが難点。logcatでデバイスID確認するのもちょっと面倒です。
今回のケース
確認したら今回のケースは「サンプル広告ユニット」と「AdMobの管理画面で登録」の2つを適用していました。この2つを併用するのが一番無難っぽいので、このままで問題ないですね。
昔作ったアプリには「プログラムでのテストデバイス登録」が残っている気がするので、どこかのタイミングでメンテナンスしておこうかな。
関連(するかもしれない)記事
おススメ