Google Play Consoleの翻訳サービスを試してみた

趣味のアプリをGoogle Playで公開するときは必ず英語対応しています。とは言え英語は苦手なのでGoogle翻訳に頼りまくり。そのせいもあってか、日本以外でのDL数が全然伸びないんですよね。
まともな英語にしたらDL数伸びるのでは?という思いがあり、Google Play Consoleの翻訳サービスを試してみました。
翻訳を依頼する
メニューから選択
Google Play Consoleにログインしたら、左側のメニューから「ストアでの表示」⇒「翻訳サービス」を選択します。
言語選択
最初に原文と訳文の言語を選択します。訳文は複数選択も可能。一気に複数言語に翻訳できるわけです。
今回は原文に「日本語」、訳文に「英語(アメリカ合衆国)」を選択しました。
対象コンテンツ
翻訳対象を選択します。
- ストアの掲載情報のテキスト
- APK の文字列
が設定できます。

翻訳サービス - コンテンツの選択
ストアの掲載情報のテキスト は「タイトル」「簡単な説明」「詳しい説明」の3つが対象。
APK の文字列は string.xml
もしくはCSVファイルがアップできます。CSVは文字列のIDと翻訳対象のテキストを列挙したもの。 string.xml
のフォーマットを買えただけって感じですね。
設定するとリアルタイムで金額が計算されます。今回の場合、1単語当たり$0.11で合計は$50.30になりました。
サービスプロバイダ(翻訳会社)を切り替えることもできます。サービスプロバイダによって微妙に料金が違うんですが、初回だしよく分からないのでGoogleおススメのデフォルトのまま。
ストアの掲載情報もAPKの文字列も使っているものをそのまま設定すればいいのですが、少しでも料金を安くしたい場合は翻訳しなくていい箇所を削除しておきましょう。
補足情報
翻訳精度を上げるための補足情報を設定します。
ひとつは「APKの文字列」に対する補足情報。「APKの文字列」をアップすると「文字列の説明」が入力できるようになります。ここで、各文字列に対する補足情報を入力していきます。
もうひとつは「その他の情報」。ここにはスクリーンショット画像でアップロードできます。翻訳対象の文字列がアプリのどこで使われているのか、表示領域がどれくらいあるのか(どれくらいの長さまで許容されるのか)といった補足情報として使うようです。
どちらもちゃんと利用したほうがベターな翻訳になると思いますが、マストではないみたい。
注文の確定
6/9に申し込んで、納品予定日は6/17。支払いはクレカで前払いですね。必要な情報を入力したら注文確定です。
翻訳結果を反映する
納品
6/12に納品メールが届きました。予定よりだいぶ早かったですね。
確認と適用はGoogle Play Consoleから。左側のメニューから「ストアでの表示」⇒「翻訳サービス」を選択します。
ストアの掲載情報のテキストで「適用」を選ぶと自動的に適用されます。が、この手順だと事前に翻訳文が確認できません。
右上にある「もっと見る」ボタン(縦三点リーダ)で「すべてダウンロード」を選ぶと依頼した全ての翻訳文がダウンロードできます。ダウンロードして中身を確認してから適用したほうがいいんじゃないかなー。
string.xml
はさすがに自動適用できないので、ダウンロードして自分で差し替えます。
反映
Google翻訳に頼った版との違いを確認しながらストアの掲載情報やapkに反映していきます。
もともと英語力がないのでよしあしの判断はつかないですが、前置詞のチョイスだったり細かな言い回しだったり、Google翻訳に頼りっきりだと実現できないクオリティになっているようです。
経過を見守る
適用してしばらく経過を見守ってみました。うーん、目立った変化なし。そもそものDL数が少ないんで比較のしようがない感じです。まあ分かってましたけど。
所感
個人開発レベルだと費用に見合った効果を得られるかどうかは微妙です。DL数が少ないうちはGoogle翻訳頼りでもよさそう。Google翻訳を駆使するのすら面倒とか、英語以外の言語を視野に入れる場合とかは出番でしょうか。
ただ、日本人が日本語の怪しいアプリを敬遠するのと同じく、怪しい翻訳だと敬遠されかねないので、翻訳を依頼することでアプリの信頼性を高めることはできるんじゃないかと。これが一番のメリットかもしれません。
なので、アプリ内文言に絞って依頼するのもアリかと思います。アプリ文言はある程度共通性があるので他のアプリに転用もできるでしょうし。
ストアの掲載情報はASOのたびに依頼してると手間も費用も大変なんで、ある程度の骨子だけ依頼してあとは自前で頑張ったほう柔軟に動けそう。
あと、英語得意な人がいない!けど自前で頑張りたい!というときは、Google翻訳のほかに書籍に頼るのもアリかもしれません。
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